とやま動物愛護

2024年7月4日

“フードの保存・管理”について再確認しましょう。
先日、北陸地方も梅雨入りとなり、雨の日や湿度の高い日が続いています。
高温多湿の環境では、フードの酸化や腐敗が進みやすくなりますので、これから夏にかけてフードの保存・管理にご注意ください。
食事の時間は食べ残しがないように食べきれる量を与え、食器は必ず毎回きれいに洗うようにしましょう。

高温多湿の日が続くと、ペットも人と同じように体調を崩したり、食欲が落ちたりすることがあります。
普段の様子を確認するとともに、落ちた食欲をうまく補うようにフードに少しウェットフードを添えるなどの工夫をしてみてはいかがでしょうか。
湿度が高い日は除湿機を利用したり、適度にエアコンを使用したりしながら、ペットも快適に過ごせる環境を整えてあげましょう。

2024年6月7日

飼い犬への狂犬病予防注射はお済みでしょうか。

狂犬病は、人に感染し発症すると有効な治療法がなく、毎年世界で5万人以上が死亡している恐ろしい感染症です。
近年、国内での感染事例はありませんが、2020年にはフィリピンからの来日者が、日本国内で狂犬病を発症したことが確認されています。
本例は、フィリピン国内で犬に咬まれたことが原因であると推定され、狂犬病は人から人に感染することはなく、このことが原因で日本国内に狂犬病がまん延することはありません。
しかし、このように世界のほとんどの国では、今も狂犬病が発生しており、多くの人や動物が各国を行き来していることを考えると、いつ日本に狂犬病が侵入しても不思議ではありません。
飼い犬に狂犬病予防注射を接種させておくことで、万が一国内に狂犬病ウイルスが侵入しても、犬へのまん延が予防されるとともに、人への被害を防ぐことができます。
愛犬を狂犬病から守ることはもちろん、飼い主自身や家族などが、健康で安心して暮らすための大切な予防注射ですので、忘れず接種しましょう。